全国で部分日食は見られます
2009年7月22日、日本では46年ぶりとなる皆既日食が見られるとして話題になっています。しかし、実際には皆既日食が見られるのはトカラ列島や屋久島、奄美大島などに限られているため、自分にはあんまり関係ないや、と思っている人も多いでしょう。
しかし、実際には日本全国で部分日食と呼ばれる現象が観測できるとされています。しかも、北海道などでも太陽の43%が隠れるような大規模なもので、東京でも75%、大阪手は82%、福岡では90%が隠れるとされています。
部分日食は2時間以上も
一部の報道で皆既日食は数十秒から数分といった情報ばかりが伝えられているため、日食っていうのは、ほんの一瞬で終わってしまう天体ショーなんだな、と思っている人も多いでしょう。
しかし、それはあくまでも皆既日食の話です。部分日食の状態は、屋久島では9時37分頃から始まり、終わるのが12時22分頃になると見られています。おおかた3時間近く、日食の状態が続くんですね。
一番短い北海道でも、札幌市で10時過ぎから12時過ぎまで、2時間以上にわたって部分日食が観測できるのです。
全国の主な地域での日食時間(タイムスケジュール)
地名 | 食の始め | 食の最大 | 最大 食分 | 食の終り |
札幌 | 10時4分30秒 | 11時10分18秒 | 0.506 | 12時16分3秒 |
仙台 | 9時59分9秒 | 11時12分52秒 | 0.657 | 12時26分24秒 |
東京 | 9時55分33秒 | 11時12分58秒 | 0.749 | 12時30分20秒 |
京都 | 9時47分40秒 | 11時5分52秒 | 0.809 | 12時25分21秒 |
福岡 | 9時37分39秒 | 10時56分5秒 | 0.897 | 12時17分48秒 |
那覇 | 9時32分50秒 | 10時54分7秒 | 0.917 | 12時20分19秒 |